教科書に載せたい話題

三峡ダムが動いた!?決壊すると日本が食糧危機に

発電量再開最大のダム

三峡ダムって知ってる?

・・・去年ツイッターで見て知ったよ。 歪んでるって疑惑の、でっかいダムだよね。

中国政府が、 「100年の大計」 として、中国の中部と南部を流れる長江に建設した、年間発電総量が世界最大の重力式コンクリートダムだよ。 発電力は原発16機分とも言われているよ。

そのダムが、今回(2020年6月)の洪水期で、一週間以上も豪雨が続き、ダムが「数十メートル動いた」 とのことなんだ。 遂に、崩壊する時が来たのかもしれないんだ。。

・・・きえええ! 病院は倒壊するし、タンクローリーは爆発するし、パンデミックの第二波も来てるし、こんな時にまだそんな出来事が起こるの?

すでに放水は行われていて、11省148以上の河川で最高警戒線を超えた大洪水で、被害者580万人、死者行方不明者39人、転移者40万人、損害家屋5200軒の被害がでているんだ。

この災害の原因は、単に自然災害というだけじゃなくて、

・地面をコンクリートやアスファルトで覆ってしまったこと

・下水処理機能の計算ミス

・「千湖の都市」と言われた武漢市の湖のほとんどを埋めてしまったこと

・森林伐採や、採鉱

これらも原因となっているのではないか、と言われているよ。

・・・これら全部含めた 「治水」 が、できてなかったんだね。

三峡ダムの12種類の危険要素

三峡ダムは、2009年に作られる前の、計画の段階から、「10年持たない」とも言われていた、疑惑のダムなんだ。

目的は 「水力発電」 と 「洪水防止」 なんだけど、発電効率を求め過ぎた余りに、もはや両方の機能を失ってしまったと言えるんだ。

中国の水利専門家で清華大学の水利教授であった、故・黄万里氏は、ダムが計画段階の1992年から1993年にかけて、3回にわたって江澤民に手紙を出し、三峡プロジェクトの建設に反対したんだ。 黄氏は三峡ダムがもたらす12種類の壊滅的な結果を予測したんだ。

一、 より低い長江の主な堤防の崩壊。

二、航海の妨害。

三、移住問題。

四、土壌汚染問題。

五、水質悪化。

六、発電不足。

七、気象異常。

八、頻発する地震。

九、住血吸虫症の蔓延。

十、生態系の悪化。

十一、上流の深刻な洪水。

十二、最終的には三峡ダムを爆発させざるをえない。

・・・見事に予言的中してるね。 カラチョウザメは絶滅してしまったし、気象異常や地震の頻発まで言い当てているね。

汚職

総工費2000億元

そのうち汚職、賄賂で34億元が無駄になったことが判明している。

その他にも、手抜き工事、材料のごまかし、ディベートがあったであろうことは全く否定できない。

140万人立ち退き、1000点以上の貴重な文化財が水没

2008年の試験放水のときから下流で崖崩れや地滑りが多発、ダム構造物や防水壁には約1万か所もの亀裂

完成後には、貯水池に溜めた水が蒸発して、豪雨が発生するようになった。

また、ダム湖の膨大な水の重量により、毎年のように大小の地震が発生。

その後、何かあるたびに下流の住民は避難を強いられた。

土砂体積、水質汚染

上流から流れてくる砂礫でダムはほぼ機能不全、ヘドロとゴミが蓄積。環境団体が毎日3000トン掻き出すが、お手上げ状態

重慶大橋の川幅は420メートルあったのが240メートルに

洪水と干ばつが常態化(本末転倒)

最近は、高速道路が水没したり、家や車が流されたり、土砂崩れが起きている映像をツイッターで頻繁に見るようになったよね。

もはや、干ばつの時には(発電のために)水を溜めないといけなくて、洪水の時には(満タンになるので)放水しないと危ない状態になってしまったんだ。

・・・きえええ! それじゃあ、下流の人はダムを機能させるために干ばつと洪水に耐えて暮らしているってこと? 本末転倒じゃん。

決壊の危機「ありき」!?

著名な水利学者の遺言「ダムは10年もたない」と、

他の専門家も「誰も責任を取らない。問題が発生するのは時間の問題だ」と言っていたのに、計画は止められることはなかった。

中国共産党内部でも意見が分かれていたのに。 まるでそこにも決定権が無かったかのように

ダム運用開始から10年が過ぎた2019年7月 Twitterで、グーグルアースの写真に映っているダムが曲がってると話題になった。

これに対し北京政府は、「変形していない」 と反論

2日後「グーグルマップの衛星画像のアルゴリズムによる誤差で、ダム自体の問題ではない」と否定

2週間後、ついに北京政府はダムの湾曲を認めた。 そして、「”歪み”は設計の予測範囲内であり、ダムには”弾力性”がある」 と開き直ったのだ。もちろんダムはコンクリートで造られており、常識的に”弾力性”などあるはずがない。

このダムは特殊な構造で、鉄の芯をいれておらず、基盤の岩に固定されていなくて、1年で1ミリ未満移動する仕組みだというデータが当初は閲覧できたそうだが、今は消されているそうだ。

そうでなくても、当時から、中国のコンクリートは 「おから工事」 と呼ばれるぐらい、中が空洞だらけで、耐久性に乏しくて問題になるケースが多いんだ。

揚子江(長江)の四川省重慶市と湖北省武漢市のほぼ中間に位置する三峡ダムは、中国が国家プロジェクトとして、その威信をかけて造成した。しかし、その治水能力は非常に心許ない。

ダム建設途中の2003年、国営新華社は「三峡ダムは、1万年に1度の大洪水にも耐える」と豪語していた。しかし同社は「ダムは1000年に1度の大洪水にも耐える」(07年)、「ダムは100年に1度大洪水にも耐える」(08年)と、どんどんトーンダウンさせていった。さらに2010年7月、中国中央電視台(CCTV)は「三峡ダムの治水能力は限られていて、ダムに全面的には期待しないように」という専門家の意見を紹介している。

問題は、ダムの曲がりではなく、地盤だ、という声もある。

ダム貯水池に貯めた水圧で、地面から地下に沁みこんだ水が断層に達する。そのため、断層がずれやすくなり、地震が多発するようになった可能性があるという。

このように、構造にかかわる黒い噂が絶えないのだ。

日本の、とある企業との関連

日本企業も無関係ではない。 中国政府は、「このダムで日本の製鉄企業に鉄鋼を発注したところ、届いた鉄鋼の品質が劣悪で返品しなければならなかった」 と主張している。そのためにダムの工期が遅れ、危うく質の悪い鉄鋼でダムを建設するところだったと批判した。

記事によると、日本に返品されたのは約4000トン、価格にして170万ドルあまり(約2億円)だったという。日本側はデータを見せられるまで品質問題を認めなかったと主張し、その際も日本企業は「我々は一流の企業で質に問題があるわけがない」と言い切り、傲慢さを見せつけたとしている。

・・・これ、確か、新幹線とかの設計をした時のやり方と似てるよね。 見積もりや納品させておいて、設計図をゲットしてドタキャン返品する、みたいなやつ?

香港風水師の、黒い予言

それはさておき、風水師が、恐ろしい予言をしているんだ。

・・・風水まで絡んできたか。

予言系は眉唾だけど、支配者層は聖書の予言に沿って厄災を作っているということは世界中でリークされているからね。 一応伝えておくよ。

香港の有名な風水師は、「2020年の5~6月に、中国南西部でM8.3の地震が起きて三峡ダムにも直接影響を及ぼす」 と大胆に予言しているんだ。

・・・うーん、眉唾。 こう言ってるうちはだいたい外れて、他の場所で何かが起こるんだよね。 でも、地震と言えば日本だからね。 むしろ日本は常に要警戒だね。(7.11=18あたりが怖いんだよね)

日本も水質、食糧、難民漂着の危機!?

まさに今、洪水シーズンに入っていて、三峡ダムはすでに住民に無断で放水をおこなっていて、下流域は水浸しなんだ。

ダム湖の周辺は観光地なんだけど、今は 「軍事管理区域」 となっていて、空中からの撮影もできない状態にされているみたいなんだ。

というのも、中国共産党政府と対立する台湾は、2018年に戦略兵器として長距離巡航ミサイルの開発に成功していて、もし軍事衝突になった際には、狙うのは三峡ダムと言われているんだ。

どちらにしても、非常に近い将来のダム崩壊の危機は避けられそうにもなくて、本当にダムが崩壊した場合、武漢、南京、上海を含めた、中国の4分の1が水没する、とも言われているんだ。

最悪の場合、その膨大な水の量や、その後の干ばつ、食糧難によって、6億人の犠牲者が出るとも言われている。

・・・なんとかして下流の住民を避難させて、安全にダムを解体できないのかな?

かなり難しいけど、中国は全ての土地が実質国有地だから、やろうと思えばできる気がするよね。 まずは、政治を変えるしかないよね。

資本主義社会の縮図では?

三峡ダムのことは、中国メディアも報じないし、日本のメディアも報じていないよね。 当事者の国ももちろんだけど、国連とか、国際社会も(ちろん日本政府も含めて)なにやってんのよって感じだよね。 これがグローバリズムなんだとしたら、どこが一心同体で地球主義で共存共栄なのか説明してほしいよね。

・・・なんか、目の前の資本効率のために持続可能性を犠牲にするって、どこかで聞いたような…。 このダムの下流に住む人たち、他人とは思えないんだよね。 脆弱な金融システムの中で、報われない仕事をして、最後は天の裁きのような大厄災で会社ごと全て持っていかれてしまう。 そして、増税された社会で、また頑張るサラリーマン…。 私たちの頭上でも、大きなダムがミシミシと音を立てているよね。

社会主義国の中に資本主義の縮図があったわけだね。 日本の場合は資本主義国の中に社会主義が潜んでいたわけだね。

一人っ子政策の次に、「百年の計」 として建てられたダム。 少子高齢化の危機の中で発生したパンデミック、そしてダムの崩壊劇…。 百年前に、何が起きたか…。 この、大きな波というか。 作為・無作為はあまり関係なく、およそ百年の周期で何かが起こる。 それは、人々が忘れてしまって、同じ過ちをくり返しているからなのかもしれないね。 ちょっとはそういうことも考えておかないといけないよね。

・・・持続可能な社会ってのは、決して、全体を無理矢理ごちゃまぜにして全体主義にするんじゃなくて、適材適所で、自然災害とも一体化できるような、変化に対応できる社会なんだってことがよくわかる事例だよね。 日本人が元々持っている東洋の精神って、そういうのにも対応してると思うんだけどなぁ。

そうだよね、これからは、西洋が東洋に学ぶ時代だと思うよ。

 

・・・中国人って言っても、罪のない人たちが99%だからね。 日本もしっかりと対外自立して、隣国に災害派遣できるぐらい余裕のある国に戻らないとね。

 

 

 

「隣国のダムがやばい」と聞いても、「こっちに迷惑かけんなよ」としか思えないことを、恥ずかしく思ってほしい。

今からでも遅くないから、食糧自給率を高めていこう。

「自国第一主義」こそが、真の「グローバリズム」なんだ。