体験談

ADHD(注意欠如・多動性障害)セルフチェックをやってみた

きっかけは、DaiGoさんの動画(引用、失礼します)

もう10年以上前から、なんとなく、話に聞く症状に当てはまるなぁーぐらいに思っていたのですが、診断なんて面倒で、ずっと放置していました。が、今回ようやく、できそうな機会に巡り合い、やってみました。

きっかけは、メンタリストDaiGoさんの動画でした。

とても簡単に、短時間でできました。しかし、けっこうこれは…バカにできないかも。というのが感想です。

あくまでセルフチェックなので、専門家に相談するかどうかを判断する指標、にはなるんじゃないか、という前置きで、現状の科学的根拠をまとめてくださっていました。

ADHDは、科学的には、現代病のひとつであると言われているそうです。

集中力が大事だと言われる現代社会で、ADHDの症状は、けっこうなビハインドになってしまって、世の中を、生きにくく感じてしまうひとつの要因なんじゃないかと思いました。

自分ももしかしたら…と思う方には、役に立つ情報なのではないかと思い、ここ簡単にまとめておきます。

 

自己診断は、たったの6問

ADHDの症状としては、衝動性がある、じっとしてられない、うっかりミスが多い、先延ばしにしてしまう、などがあるそうです。

私は「ADHDって、子供時代の多動性が大人になっても残ってるだけなんじゃないの?」「大人になったら、大人らしくじっとしないとなぁ」ぐらいに認識していたので、今回の診断に、思ったよりも多く当てはまり、少しショックでした。私の場合、普段は自分で律することができるのですが、強くストレスを感じた時に、極端に症状が出てしまうような自覚があります。10年程前にブラック企業でボロボロになった状態から逃げて解放されたのですが、その後も「なんだか、ストレスに弱くなっちゃったなぁ」とは感じていました。子供の頃は、診断もしていないしあまり覚えてもいないのですが、衝動的に、友達の背中を突然ドンと叩いてしまう、という事件を起こしてしまったことは覚えています。

今回は大人向けの項目だそうです。あまりにも顕著な場合だと、仕事が全くできないとか、精神疾患と判断される場合もあるそうです。

はっきりとした原因はわかっていないそうです。ただ、ここ10年、大人のADHDが増えてるのだと。そして、自覚すれば、然るべき対策が取れるのではないか、ということです。

WHO自己診断スケール6問、大人向け

① 目の前の人に話しかけられているにも関わらず、相手の言葉に集中できないことがある。

 

② 会議や講演、セミナーなど、自分が座っていることが期待されているような時に、座っていられなくて立ち上がってしまうことがある。

 

③ フリーな時間が余っているにも関わらず、ゆっくりとリラックスすることができずに、ソワソワしてしまう。

 

 他人と話している時に、相手の話が終わる前に、自分の話をし始めてしまうことがある。

 

 本当にぎりぎりの状態になるまで、物事を先延ばしにしてしまう。

 

 部屋の片づけや書類の整理など、細かい作業をやるのがすごく苦手で、人に任せてしまっている。

 

以上の6つ全てに当てはまれば専門家に相談するべきだ、とWHOでは定められているとのことでした。

 

ADHDの特性

ADHDになったら人生オワタではなく、もちろん苦労はするが、当然、ADHDでしか発揮できない才能があるといいます。

「クリエイティビティが高い」ことです。気が散りやすい反面、ひとつのことをしている最中に別の面白いアイデアが浮かびやすいのです。

人の話を聞けるように集中力を鍛える、など、トレーニングをすれば、両方の良いとこ取りができる。オンオフを切り替えれば、思考が拡散するので、アイデアが生まれやすいとのことです。

幼少期に親から心配されるような子供でも、練習すれば別に心配ないよ、という話でした。能力の使い方次第で、事務作業の仕事がつらいなら、自分に向く仕事つまりクリエイティブな仕事をやればいいのです。ADHDの人がいると、創造力があるので、企画やデザインがうまく、チーム全体の表現力が向上することになるといいます。有名な起業家やハリウッドスターにも、ADHDをカミングアウトしている人がいます。事務作業を代わりにやってくれたり、多動性を律するなどのサポートをしてくれる人がいれば、ADHDが持つデメリットをはるかに超えるパフォーマンスが出現するのです。

✔良いパートナーができるか

✔自身のトレーニング

この2点が、重要なポイントとなりそうです。しかし、もし協力的なパートナーがなかなか見つからなくても、自身のトレーニングで能力と技術を身につけておけば、そんなに深刻に悩むことはなくなるのかもしれません。

私も実感があります。(実感と言っても、専門家に相談していないので、あくまで推論にしかなりませんが)自分の多動性を意識して律することと、ちょっとブツブツ言いながらでも、終わるまでやることを自主的に訓練してきました。その結果、なんとか、普通のサラリーマンと遜色ない程度の業務はこなせるようになりました。(相変わらず、物覚えが悪くて大変ではありますが)

もっと早くに、誰かに相談するか、自分で調べるかできていたら、今と少し変わった人生を歩んでいたのかもしれません。人生、自己分析は早いに越したことはない、というのが、ここまで生きてきた所感です。

 

先延ばし克服法は、8つ

おまけに(私のおまけではないが)(引用ついでに)DaiGoさんの動画内で紹介されていた、先延ばし克服法8つも、引用させていただき、紹介させていただきます。

DaiGoさんの動画は、エンターテイメント性を前面に出しつつも、内容は、ある意味で非常に攻めた内容であり、非常に先進的で、非常に有益だと感服して、いつも拝見させていただいています。我々の疑問を解決すべく、論文段階、つまり研究段階の仮説を、厳選し、精査した上で引っ張ってきて、科学的根拠をわかりやすく噛み砕いて紹介してくださっています。こういったDaiGoさんのような活動が無ければ、我々一般庶民は、いつまでも無知なままなのですから。一部で色んな否定的な声もあるようですが、そんな愚かな者たちを一切相手にせず、楽しそうに発信されているので、何よりです。私も、発信するにあたって、かなり勇気をもらっています。この場を借りて、感謝申し上げます。

ADHDの人は、今か、今じゃないか、で物事を見ています。今、の判別がギリギリになりやすい。そこで、タスクの緊急性をわかりやすくしてあげると、やるべきことができるようになるそうです。

ADHDの人でも役立つレベルの先延ばし克服法8つ

 スモールゴールを設定する

 ToDoアプリを使って、タスクをゲーム化する

 本当に楽しいタスクに集中する

 先延ばしにした後の嫌な気分を想像する

 とりあえず15分だけやる

 自分が一番集中できる時間帯を見つける

 タイマーで締め切りを作って緊急感を上げる

 ルーティーン化して、習慣化する

どれも普通に先延ばしを防ぐ当たり前の方法で、ADHDじゃなくても使える方法なので、誰にでも有用、とのことです。8つの要素を全て含んだルーティーンを作ってしまうと良さそうですね。

 

その他の、私なりの対策法

私は無名の思想家なので、もっと攻めたいと思います。そもそも原因も解明されていないものに、対策方法のエビデンスなんて何もありませんし、こんなことを言うべきではないのかもしれませんが、完全に私の所感であり、体感であり、偏見でしかない意見ですが、一応これでも自分なりに試行錯誤した上で実行してきた対策なので、書いておきます。私という一人の人間を対象にした、実験でもない、あくまで所感です。

今、実体験から脳に残っている体感を思い出していました。やはり、私は、特にイライラした時は、目も当てられないような、最悪な人格になってしまっていました。衝動性のある「自暴自棄」と「八つ当たり」でした。家でも、よく、叫んでいました。学校で、急に感情が爆発して号泣してしまう時もありました。なんの検査もしていないので、ADHDによるものかどうかさえもわかりませんが。私以上に、派手に教室を飛び出したりする児童もいました。

今、子供と大人のADHD症状の比較表をググって驚愕しています。「え、これが普通じゃないの?一部のできる子以外は、これで普通なんじゃないの?」と、今でも思ってしまいます。それぐらい、子供も大人も当てはまります。丸っきり症状をコピペしたものに、「ストレスが引き金になる」「個体として、行動力があまり無い」と補足を付け足すと、自己紹介の完成です。

今まで、ずっと、家族やパートナーに迷惑と心配をかけ続けてきてしまいました。特に、自己矯正もままならない若い頃が最もひどかっただろうに、一度も叩かれることもなく、社会に送り出してくれた親には感謝です。これから、もっと、圧倒的に矯正して、良いとこ取りをして、孝行につなげたいという所存です。本当に、親こそが最大のGiverです。(また、妻にも、行動特性を説明して、理解してもらおうと思います。もうわかってそうですが)

その他、私なりの対策方法

✔免疫を超えるストレスからは、一目散に逃げる

✔余裕をつくる

✔脳を、ずらす(ピボット)

✔脳の分散と同じように、行動も分散する

✔大事なことは、メモして忘れる、を繰り返して、脳に刻む

✔全てを肯定する

✔アウトプットする

✔スポーツする

たぶん、まるまる、近頃すでに実行を始めていた、現在の私の生き方そのものです。先ほど、症状が自己紹介と言いましたが、撤回します。こちらを本当の自己紹介にします。

細かい説明は、今回は省きますが、他の記事で繰り返し出てくるのではないかと思いますし、少しづつ変化していくと思います。

私のサラリーマンとしての仕事は、頭脳2割:肉体8割です。

なので、肉体労働中にも、頭脳が8割も余分に余っているのです。

仕事中に、3つぐらいの分散された思考が、ポコポコ出てきて、バラバラになって、空っぽ(20%?)の脳内を、暴れては消えていくのです。何もしなければ消えていくのですが、それを捕まえて、お前は何者かと問い正して、メモアプリの色分けされたページに収納していく。ぼんやりとした表現ですが、そんな作業を、最近はしています。これが、ブログの案になっています。また、ブログを書くことで、より一層脳内が整理され…いや、整理どころか、柱の一部となって、人生の芯になっていってるような感覚があります。

脳の放出物を全て捕まえていると、仕事の後、めちゃめちゃ腹が減りますが。これがセルフブラックというやつなでしょうか。

 

まとめ

今回の自己診断も、心身共に少しの余裕が無ければ、できませんでした。これまでは、愚かにも、自暴自棄と八つ当たりで紛らわせていました。

私は今回、「脳にストレスがかかると、ADHD気味なだけの人であっても、自覚症状が現れやすいのではないか」という仮説を、唱えさせていただきました。

「ストレスを我慢し続けると脳が委縮してしまう」と、どこかで見たことがあります。もしかすると、脳にはストレスに対する免疫なんて一切無いのかも知れない、と思うぐらい「脳はストレスに弱い」と、今まで生きてきて感じています。

私は、これからも、ストレスからはどんどん逃げていきたい。逃げまわりながら、少しづつ、脳のずらし力=脳のフットワークを鍛えていきたいです。それが、私が時代に適合する道であり、生き方を最適化する道なのではないかと思います。

今、つらいと感じる方はぜひ、セルフチェックをやってみてください。診断結果に合った、脳のずらし方がうまくできたら、スッと楽になるかもしれません。

社会不適合者なんていう言葉は、日本語として成立しません。不適合とされる人も含めての社会なのですから。

「やりたいことをやって生きていく」とか「自由」って、もしかすると、ただ単に、脳のバランス=使い分けひとつで手に入るものなのかもしれません。脳のスイッチひとつで、何かひとつのきっかけで、パチッと切り替わるものなのかもしれません。

脳の状態変化を察知したら、即時、対応していくようにしましょう。良い変化も、悪い変化も。

猫は、たぶん、脳の信号を一切スルーしません。何らかの修正行動をすぐ取ることによって、ストレスを受け続けることを極限まで回避して生きています。あれこれ悩む人間よりも、ずっと「今」を生きています。これが、自然体なんだと思います。

スポーツにおいても「体幹」や「軸」は、パフォーマンスの底上げになるとても重要な項目ですが、脳や心においても、「根幹」や「軸」の意識がとても重要なんじゃないかと思うのです。「根幹を鍛える」とは、すなわち「パラメータ的な弱点を補う」ことです。

こういった、個々が自分と本気で向き合う機会が、現代社会では失われていると感じます。

今回セルフチェックをやって、記事にまとめたことで、脳に隙間ができて、脳をまた少しずらせた気がします。

あなたも、ぜひ。