ライフハック

スイス民間防衛に学ぶ、これからの日本の民間防衛

「乗っ取り戦争」

第一段階「工作員を政府の中枢に送り込み、政府上層部を掌握する」

第二段階「宣伝工作-メディアを掌握し、大衆の意識を操作・誘導する」

第三段階「教育環境を掌握し、国家意識を破壊する

第四段階「抵抗意識を徐々に破壊し、平和や人類愛をプロパガンダとして利用する

第五段階「教育や宣伝メディアなどを操作して、自分で考える力を奪っていく

第六段階(最終段階)「ターゲットとする国の民衆が無抵抗で腑抜けになった時、大量植民で国を乗っ取る

 

・・・い、いきなり何脅かしてるんだよ。

そう捉えるなら、否定はしないよ。

ま、まぁ、確かにそうだよね。 今は、国民の生活がめちゃくちゃになってるのに、
テレビは 「報道しない自由」 を行使しすぎだし、

小池さんも、「これからは自粛から自衛の時代」と言い放ったもんね。

・・・春節の受け入れからずっと自衛だったよね。

でも、忘れてる人はもう忘れちゃってるんだよね。 この恐ろしさを、考えていこうね。

冒頭に紹介した「乗っ取り作戦」は、かつてのスイス政府が各家庭に配っていた「民間防衛」という書物に書かれている内容の一部なんだ。

スイスは、永世中立国として有名で、自ら戦争を始めないし、他国間の紛争にも介入しないということなんだ。 そのため、ナポレオン戦争以来200年以上も戦争をしていないんだ。

これは決して偶然じゃなくて、周りがヤバい国家ばかり。 でも、南北は山間部に囲まれていて、地理的に攻め込まれにくいという感じではあるんだ。

・・・日本も、周りはヤバくて、山じゃなくて海だけど似てるよね。見習うところはあるかもね。

軍事力が強力、兵役もある。20万人の兵士を72時間以内に配備可能。これは自衛隊22万人とほぼ同じ。道路、橋、鉄道、トンネルいつでも破壊できるように造ってある。山に潜んでゲリラ作戦、山には、26000か所以上の対戦車防空壕にマシンガン、山や芝生の長閑な風景に溶け込んで見えなくしている。全国民の110%を収容できる核シェルター

・・・忍者の要塞やん。

そんな永世中立国の政府が、住民と国土をあらゆる戦争・災害から守るためのマニュアルとして、全国の各家庭に一冊ずつ配ったのが、この「民間防衛」なんだ。

ただ、今はもうハイテクになり過ぎて、軍事侵略はあまり考えにくくなったよね。 じゃあそんな直接侵略以外にも、どんな侵略があって、どう備えればいいか、そんなことも書かれている本なんだ。

・・・時代は変わっても、「備えあれば患いなし」 ってわけだね。

 

かいつまんで、大事なところを少しだけ紹介するね。

13ページ 自由と独立はわれわれの財産の中で最も尊いものである。

 

自由と独立は、断じて、与えられるものではない。

自由と独立は、絶えず守らなければならない権利であり、

言葉や抗議だけでは決して守り得ないものである。

手に武器をもって要求して、初めて得られるものである。

と、ハッキリと書かれています。

 

これは、今の日本に置き換えると、戦後の日本が、どうやって戦争の脅威から守られてきたかを、議論しないといけないよね。

憲法9条に守られてきたのか?

自衛隊と米軍による、世界のパワーバランスの拮抗なのか?

お金を稼ぐ力なのか?

それとも、静かな侵略に気づかなかっただけなのか?

それとも・・・!?

 

と、いうことも、私たちは、わからなくされているんだよね。

これを、情報戦(間接侵略)って、いうよね。

・・・日本人、老若男女に聞いてみたいよね。 間接侵略からの民間防衛、できてたか??って。

この民間防衛の本は、日本でも1970年代から日本語版が出版されたけど、その部数はわずか3000部程度だったんだよね。

 

一応、2015年には東京都版が「東京防災」という名前で都内720万世帯に配布されたんけど、あくまで防災や、負傷者の手当て、災害時の対応、テロや武力攻撃が起こった際の対応までにとどまっていて、ある重要な部分が抜けている。

スイス版で重きが置かれた「内敵の脅威」という部分が、削除されているんだ。

この章では、超大国のエージェント(諜報員)が自国に潜入してくる架空の物語がつづられている。

フィクションの想定だが、国家の「内敵」が指し示すものは容易に特定できた。平和主義者、左翼運動家、組合、反核運動、そして知識人たちだ。

・・・つまり、「スパイ防止本」 だったのねー!!

そう、そんなスパイ防止ハンドブックを作ったのが公権力である政府だったことも、大きな怒りを買ったんだ。 「内敵」呼ばわりされた人たち、そして自由民主主義の支持者は「民間防衛」を痛烈に批判した。

国内では抗議デモが起こり、回収され、うずたかく積まれたハンドブックに火がつけられた。 するとまた、民間防衛術を持たない民衆は、弱体化していってしまった、というわけなんだね。

・・・こんなん、今もあるよね。 今やっている、民主化のフリした共産化デモと何も変わらんよね。 歴史を振り返ると、産業革命以降の世界は、ずーーっとこの流れの繰り返しなんだよね。

・・・ほとんどの人が全く疑問を持たないように、気づかれないように侵略するんだね。 いつの間にかレールの上に乗せられて、自由と独立をうしなってしまうって、怖いよね。

なんだかもう、政治家もテレビ局も、みんな工作員に見えてきたーー! どうすればいいんだーー!

そこで、227ページ 我々は絶えず警戒を怠ってはならない。

この戦争に勝つ道は、軍隊や武器の力によって

ではなく、われわれの道徳的な力、抵抗の意志

よるほかない。 と、書かれている。

ようは、少数派だろうが、相手が大きな権力だろうが、おかしいものはおかしいとしっかり声をあげよう、ということだね。

・・・今だと、SNSをうまく使おうって言ってるようにも聞こえるよね。

そうだね。 「本当の敵」 を知ることで、日本人同士が息巻いて叩き合うことがどれだけ愚かな行為かを知らなければいけないよね。

・・・このゆっくり解説も、乗っ取り戦争に抵抗するひとつの手段なんだね。

そうなればとても良いけどね。 軍事侵略とはまた違った抵抗の仕方になるよね。

・・・今日の話をひとことで現すなら、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」 ってやつだね。

日本の現状を冷静に見ると、「超少子高齢化」 だから、大量植民で国を乗っ取る第六段階だ、と、狙われている、と、判断するのが妥当だと思うんだよね。

最後に、乗っ取り戦争の手法を逆手に取るシミュレーションをして終わるわよ。

無抵抗で腑抜け → 道徳的な力、抵抗の意志

(選挙情報、ネットの情報閲覧

考える力の不足 → 情報発信

(YouTube、ブログ、ツイート、リツイートやコメントからでも)

プロパガンダ → 見破る

(誰が得をするのか)

自虐史観 → 修正OK

大衆扇動 → イシューで判断

工作員 → 見破る

(逆に送り込む)

 

もし、民間防衛の本を購入するなら、「東京版」ではなく、大事な部分が切り取られていない「日本語版」をおすすめするよ。


民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる