教科書に載せたい話題

【政府紙幣を発行せよ】Money as Debt ~負債としてのお金~

私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。 そうすれば、誰が法律を作ろうと、そんなことはどうでも良い。・・・マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド

国民が銀行制度や貨幣制度を理解していないことは良いことだ。 もし国民がそれを理解したら、明日夜が明ける前に革命がおきるだろう。・・・ヘンリー・フォード(フォードモーター創設者)

今日は、Money as Debt 負債としてのお金 という映画を参考にした、お金の話だよ。 カナダの映画らしいけど、知ってる人いるかな?

・・・どんな映画なの?

簡単に言うと、残酷なお金の現実の話だね。 映画のネタバレも、お金のネタバレもしちゃうよ。

・・・お金のネタバレ…この動画が最後の投稿になるかもしれないね。

た、ただの映画の紹介だから…優しい目で見てやって欲しいわね。

国際銀行家が世界を支配した、驚きの手口を優しく説明してくれてる映画だよ。 良かったら本編も観てみてね。 じゃあ、いくよー!

お金はどこからやってくるの?

信用創造

・・・政府が造幣局に指示を出して作らせている。

それは本当だね。 でもそれは、事実のほんの一端にすぎないのです。 お金の大半は、銀行という民間の会社で、毎日とてつもない額が創造されているのです。

・・・預金者のみんなが預けたお金を、銀行が貸し出しているんだよね?

それは事実ではないね。

実際は、みんなが預けている預金を貸すのではなくて、銀行からお金を借りている人の「返済義務」からお金を作って貸しているのです。

・・・借り手は、家などの資産を抵当に入れて借り入れ契約をしてるんだよね。 最悪、家を売ってでも銀行にお金を返すっていう約束なんだよね。

そう、でも、銀行がお金を創る時は、その借り手のローン金額をちょっと書き込むだけで、魔法のようにその金額を手に入れることができるのです。 それって、おかしくないでしょうか?

でも、これが事実なのです。

銀行の起源とされる昔話

金の加工職人

昔は、あらゆるものが通貨の代わりでしたが、特に金から作る金貨が人気でした。 その金を細工するゴールドスミスが、自分たちの倉庫を使って金を預かり、その預かり証が紙幣になったいったという話です。

ゴールドスミスは、ゴールドを誰も取りに来ないのをいいことに、預かっている金全てに預かり証を発行し、金利の良い収入を得て、金貸しとして大儲けしたのでした。

大儲けするゴールドスミスを見て、預金者も、彼に少しばかりの金利を要求するようになったのでした。 これが銀行業の始まりと言われています。

「低利で預かり、高利で貸す」

銀行は、当初、この「金利差」で経費をカバーしてきました。

・・・ここまではまだ健全と言えば健全だよね。

取り付け騒ぎ

しかし、この話の舞台である当時のヨーロッパの産業は急成長の時期でもあり、ゴールドスミスはさらに欲をかき、「預かっている金よりも遥かに多い額の貸し付けをする」という大胆なアイデアを実行してしまうのでした。 このアイデアはとてもうまくいき、彼は莫大な額を儲けることになりました。 しかしこれは、当時としては、とんでもなく乱暴な不法行為なのでした。

・・・これは…今でも不法行為じゃないの? 違うの?

さすがに貸し付け額が多すぎるのと、彼の羽振りがあまりに良すぎることで怪しまれ、噂が噂を呼び、大勢のお金持ちが銀行に金を引き出しに来たのでした。 当然その金額に見合う金は銀行には無く、銀行の信頼もボロボロになりました。 ここで彼はゲームオーバーとなるのでした。

これは、銀行の 「取り付け騒ぎ」 と呼ばれ、すべての銀行家が恐れていることです。

・・・ゴールドスミスの話、こんなオチがあったんだね。 なんでみんなオチまで言わないのかな?

法律化、基本性質の変化

物議を醸しながらも、当時のヨーロッパの産業拡大には、大量のお金がもはや不可欠なものとなっていました。 市場の大きな需要も相まって、銀行家の手法は常態化していき…こうして、「何もないところからお金を創る方法」は、法律化されることになったのでした。 法で許された限界はと言いますと、お察しの通りに、金庫内の金よりも遥かに多く、実際の金が1なのに対して、虚構のお金は9でした。

また、取り付け騒ぎの際には 「中央銀行が地方銀行にゴールドを注入して支える」 という調整方法も用いられ、銀行はシステムダウンを逃れられるようになっていきました。

こうして、中央銀行に支えられた銀行ネットワークの準備預金制度は、着実に世界に広がっていきました。

同時に、お金に対する金の裏づけの割合は、着実にしぼんでいき、しまいには、金庫の中の金の量は関係がなくなってしまいました。

価値 → 負債

以前は、お金は価値を表していたのですが、現在は負債を意味します。

希少金属の引換券だったのが、現在では、民間銀行が作ったお金が、政府の認める合法的な不換紙幣となっています。 法律でも、この法定通貨を受け入れなければならないと明言されています。

以前は、お金の総量は、金属の総量でした。 しかし、現在、お金の総量とは、人々が借りられる限界の総借金額なのです。

現在のお金のルール:準備預金制度

政府は、新しいお金の創造に、「準備銀行制度」 として知られるルールを強制することによって、法的限度を設けました。

基本的に、預金準備率は任意で、国ごとに、そしてその時々によって変化します。

以前は、金庫の中のゴールド1に対して、10のお金を創造できたのですが、現在は、新しく信用創造される金額は、銀行の保有する資産によります。 これをわかりやすい例に例えます。

①ある銀行が経営をスタートさせる際に、資本金として、11万1112円を用意したとします。 資本金はハイパワードマネーと呼ばれ、9対1のルールなので、100万円までのお金を合法的に無から創造し、融資することができます。

②100万円がどこかで使われ、その売り上げが預金されたとします。 この預金はハイパワードマネーではありません。 しかし、9対1のルールなので、銀行は90万円を創造し、融資することができます。

③その90万円がまたどこで使われようと、他の銀行に預金されようと、次の81万円の信用創造の基礎となるのです。 マトリョーシカのようにこの工程が繰り返されることによって、なんと、1000万円まで新しいお金が創造されることになります。

このような方法が、銀行には合法的に認められているのです。 銀行が最初に預けた11万1112円は、誰にも触れられることなく、中央銀行に眠っています。

しかも、この天才的なシステムのもとで、銀行の帳簿は、常に融資額よりも預金額のほうが10%以上多いことになります。 これによって、一般的には銀行が預金から融資を出している、という誤解をさせ、預金額を得ようと錯覚する現実的な誘因となっているのです。

普通なら、どんな銀行でも、単独で預金の90倍ものお金を創れません。 準備預金制度のおかげで創れるのです。 多くのローンが出回り、銀行同士の間で循環することによって、信用は増幅します。 準備預金制度によって、銀行は、中央銀行に預けた11万1112円で、実際には持っていない1000万円分の利子を集めることが許されるのです。

・・・銀行は、自分で持っていないお金を貸し付けているんだね。

さらに、ロビー活動によって、20:1 … 30:1 と、貸付額の比率をさらに高めている銀行もあり、さらに最近では、ローン手数料を利用することによって、準備率の限界は完全に打ち破られました。

借金がなければ、今のお金は存在しない

ルールは複雑な一方、現実はきわめて単純です。 銀行は、私たちが借りられる限界までのお金をつくることができるのです。

マーク・マンスフィールド(経済学者・作家)・・・誰もが、潜在意識では、銀行がお金を貸していないことに気づいている。 あなたが貯金をおろすときに、銀行はあなたに言わないでしょう。 「あなたはお金をおろすことはできません。 なぜなら、そのお金は誰かに貸してしまっていますから」 と。

途絶えることのない造幣局の稼業にもかかわらず、政府の作るお金は循環しているお金の5%以下にすぎません。 今日、95%以上のお金は、銀行に対するローンでつくられているのです。

レジナルド・マッケンナ(元英国ミッドランド銀行会長)・・・私が残念なのは、一般市民は銀行がお金を創ることができるのを知らされていないことである。 そして国家のクレジットを管理する彼らが、政府の政策を指揮し、人々の運命を奴隷のように握っていることを。

銀行は政府の積極的な協力があって、はじめてマネーシステムを行使できます。 政府は国民に、法で定めた通貨を使用するように律し、国家通貨でローンの返済をするように定め、そして最後に、金融システム機能の信憑性を保護する法規を可決しました。 その一方で、国民には、「お金がどこから来るか」 については一切何も知らせません。

・・・国民は銀行からローンを組むのに抵当として資産を用意するのに、銀行はそれが不要なわけなんだね。 当たり前だと思ってたけど、言われてみればそれって超危険だよね。

アーヴィング・フィッシャー(経済学者・作家)・・・私たちの国家通貨は、銀行の思いのままに操られている。 銀行はお金を貸すのではなく、自分たちが持っていないお金の供給をただ約束するにすぎない。

借り手がローンの契約をすれば、銀行は数字の帳尻を合わせる。 人々はそれをお金だと思い込まないといけない、というルールなのです。 基本的な事実はとても単純で、借り手のサインした書類がなければ、銀行は何も貸し付けることができないのです。

あなたは、「どうしてこんな天文学的な負債を誰もが抱えているんだろう?」 と不思議に思ったことはありませんか? 「どうして、そんなにたくさんの貸し出しできるお金が銀行にあるのだろう?」 と。

もう、おわかりですね。 そこにはないのです。 銀行は、お金を貸してはいないのです。 彼らはお金を、借金から作っているのです。 そしてその借金は潜在的に無限であり、それがお金の供給源なのです。

お金の供給源となっている借金も、そのほとんどが架空なので、逆に「国民は借金なんてしていない」 というのもまた、真実なのです。

マリナー・S・エクルズ(連邦準備理事会会長)・・・私たちの貨幣システムというのは、そのシステムの中に借金がないとしたら、そこにはお金が存在しないのです。

永遠の債務

このことには、もう、世界中でかなりの人が気づき始めています。 もし、全ての借金が返済されたのなら、経済は改善します。 それは確かに個人的なレベルでは真実です。 しかし、実際は、使える貨幣が全くなくなってしまうのです。

・・・まさにNO LOANS NO MONEY バカげたシステムだぜ。

実際に、かつての大恐慌のときは、ローンの供給が干上がるにつれて、劇的にお金の供給がなくなったのです。

ロバート・H・ヘンフィル(アトランタ連邦準備銀行クレジットマネージャー)・・・これはよろめくような現実です。 私たちは完全に商業銀行に依存しています。 現金であれクレジットであれ、我々の使っているドルは、誰かしらが借りなければ生まれないのです。 もし銀行が充分なお金を創造したなら、私たちは繁栄するでしょう。 そうでなければ、私たちは飢えます。 私たちは恒久的なマネーシステムなしでは絶対生きられないのです。 だれかがこの状態を完全に理解したとしても、このバカげた、悲劇的で、絶望的な私たちの立場を、ほとんど信じられないでしょう。 でも、ここにあるのです。

しかし、それだけではありません。

銀行は借り手に、元本しか用意しません。 では、借り手が支払う利息はどこから来るのでしょうか?

ローンの借り手が、利息となるお金を得られる場所は、唯一、市場経済の中だけです。 しかし、その市場経済のすべての貨幣供給は、やはり銀行の信用創造によって創られたものです。 ですから、借り手は、全体の資金量が元金しかないところから、死に物狂いで元金と利息を返済しようとします。

・・・えぇ、じゃあ、脱落者が出て当然なんじゃ。

明らかに、全員が元金と利息を返済するのは不可能です。

ここで大問題になるのは、長期ローンや政府の借金で、利息を乗せた総額が、元金を上回ってしまうことです。 そうすると、返済できない分の抵当を失う人が出てきます。 抵当権を実行される割合を減らすためには、さらなる借金が創られなければなりません。 しかしこれはもちろん全体の借金を大きくすることになります。 我々はただ、この金融システムの破綻を免れるために、借金を重ねて市場を拡大させているのです。

しかしながら、そんなことをしていても、銀行のクレジットモンスターは、大きくなる一方です。

国債の金利を下げることや、国民にクレジットカードを送りつけること、または政府が支出を早めることで、本当に解決するのでしょうか? 道理をわきまえた人は、質問しなければなりません。 「これは実際、永遠に続くのですか? 崩壊は避けられないの?」

アンドリュー・ゴーズ(歴史家)・・・私たちの準備銀行制度について、ひとつ十分に理解しなければならないことは、子供の椅子取りゲームのように、音楽が流れている限りは、そこに敗者が生まれないことです。

お金は、商業生産を促進します。 貨幣供給が増加するにつれて、生産と取引量が同じように成長しない限り、お金の価値が下がってインフレになります。

同じように3%成長を続けようとしても、昨年の3%よりも、今年の3%のほうが商品とサービスの増加が大きくないといけません。 グラフの上昇幅はだんだんと激しいものに変わっていきました。 これを実現するには、実物経済の永久的な成長が必要で、それは世界の資源エネルギーを永久に拡大して消費する必要があります。

・・・そして、成長が止まる時は大不況に突入する時なんだね。 身に染みてわかるよね。

ケネス・ボーディング(経済学者)・・・とんでもない成長がこの世界で永遠に続くと信じている者は、キ○ガイか経済学者でしょう。

4つの問いかけ

私たちは、このまぎれもなく恐ろしい状況に対して、何ができるでしょうか?

私たちは、お金に対して、まったく異なった概念を持つことが必要です。 資源と技術の不足はあります。 しかし、なぜ、お金の不足がなければならないのですか!? 多くの人が、自分自身と政府に問いかける時が来ています。

4つ、質問があります。

世界中の政府が、民間の銀行から利息付きのお金を借りています。 政府の借金は全体の借金の主要部分を占めており、私たちから税金を取って借金の返済に充てています。 いま私たちは、銀行が借金からお金をつくり、政府がそれを許可して権限を与えていることを知りました。

①そこで最初の質問です。 なぜ政府は、自分たちで利子のないお金を創ることができるのに、民間の銀行から利息付きのお金を借りることを選択したのでしょうか?

②第二の大きな質問です。 いったいなぜ、負債としてだけ、お金を生み出すのでしょう? なぜ、永久に流通する、金利付きで借りなくてもいいお金をつくらないのでしょうか?

③三番目に。 どうしたら、永遠に成長し続けなければならないマネーシステムで、持続可能な社会を築くことができるでしょうか? 永遠の経済成長と、環境を持続可能にすることとは、両立しがたい論理なのではないのですか?

④最後に、永遠に経済成長しなければならない現在のシステムとは何なのですか?

何世紀もの間、存続できる社会と経済を想像してみてください。 資源の蓄えを浪費する代わりに一日に得られる資源の範囲内で生活することを。 地球が生産できる以上の資源を、無駄に使うことはやめましょう。 太陽や、重力、地熱、磁気、その他、再生可能なエネルギーはたくさんあります。 再生可能な範囲でのみ、この社会は持続可能なのです。

少なくとも、崩壊することのない、安定したお金の供給を必要とするでしょう。 この安定したマネーサプライの総容量は、地球による生産量の範囲内であるべきです。

銀行家は、今もまだ、金利で儲けたお金をさらに投資し、世界の金融支配を続けています。 すると、借りた者の中で必ず返せない者が出てきます。 そして、破産や閉鎖が起きた後で、また彼らは、本物の財産を手に入れるわけなのです。

じゃあ、どうすれば…

全住民のあいだで、貸出金利の収益が均一に分配されたときだけ、この問題は解決します。

銀行利益への重税は、この目標を解決に導くでしょう。 銀行はもはや、本来の役割を失っています。

私たちが、現状から自由になる手段があるとしたら、銀行の金利収入を全ての人々の配当として分散させることではないでしょうか。 いちど、想像してみてください。

・・・銀行は、なんだかんだ言って政府や国民を焚きつけて、負債の独占(というか寡占というか)販売をしているというのが現実なんだね。 自由競争という名目をつけておいて、全然自由じゃなくて、もはやムリゲーで… 国家予算を巻き込んだ 「負債の再分配」 なんてされたら、なかなか自由になれないってなもんだね。 打開策は、利益を再分配、つまりは、シンプルに、銀行の国有化と政府紙幣の発行だ…とか言いたいのかな? この映画は!? あくまで推測だけどな?

ライト・パットマン(民主党議長・銀行通貨委員会)・・・論理と根拠を持って連邦政府が自分のお金を借りていることを正当化できる人間に会ったことがない。 人々がこれを変えることを要求する日がやってくることを私は信じる。 この国において、バカげたシステムが続いていることを許しているくせに、怠惰に座っている議会員、あなたや私が責められる日がやってくると私は信じる。

システムそのものを交換すること

もしそれがシステムの構造的な問題だとしたら、システムを下手にいじくり回しても、問題は解決しないでしょう。 システムそのものが置き換えられなければなりません。

金本位制に戻るべきだという評論家も多くいます。 しかし、金には多くの問題があります。 偽造や、市場の独占です。 これらは古代ローマ帝国から行われていて、帝国滅亡の一因にもなりました。 また、その他の希少な品物も、結局は、私たちが今持っている制限のない借金を作るための媒体となっているのは確かなことなのです。

今は、多様性に富んだ人たちが、独自のローカルシステム内で、利息をつけない金融サービスを開始しつつあることはとてもいいことです。

ひとつの例として、時間をお金の単位として使うバーターシステムとして、タイムダラーがあります。 全ての仕事が作業時間によって等しく評価され、その時間が貨幣と同じように認められます。 この種のマネーシステムは、やる気があって信頼できる参加者を見つけられれば、そして会計の手法を少し工夫すれば、誰でも構築できます。

しかし、改革には、必ず既得権益を守るための懸命な妨害が付きまとうでしょう。

今のお金は架空であり、真実のお金は、私たちから無限に創られていくアイデアと、それを実行するエネルギーそのものなのです。

しかし、永続する、金利のないお金を基礎とした経済圏をつくることを考えると、やはり、お金は政府によってつくられ、使われなければなりません

ここに、熟慮すべきひとつの代替案があります。 ゴールドスミス以前の英国やアメリカで(もちろん日本でも)機能してきたシステムに基づく案です。

それは公共事業です。 安定的に経済を促進させるような、未来に有用な価値を残すような社会インフラを、借金としてではなく、価値として創造したお金をどう使い、構築していくのか、という意味での公共事業です。

インフレやデフレ対策の論争もありますが、民間銀行間の貸し出し競争がなければ、政府は国家の通貨供給量を、政府の責任に於いて、もっと効果的にコントロールできるでしょう。

政府が適切な税を徴収しつつ、経済の成長に合わせてお金を創るのなら、国家の借金は減っていき、民間の銀行家たちに利息を払う必要はなくなります。 銀行が、財政赤字の利払いを通して、私たちを永久に隷属させることは、不可能になるでしょう。

レオ・トルストイ・・・お金は奴隷の新しい形です。 それは、人格を持たないことから、特別扱いされてきました。 主人と奴隷の間に、人間的関係などないのです。

見えない力

ゲーテ・・・自分は自由だと誤って信じている者は、奴隷以下である。

私たちが民主主義や自由として教えられ信じてきたことは、実際には巧妙で目に見えない形の経済的独裁でした。 私たちの社会全体が銀行の信用貸しによる貨幣供給に頼っている限り、銀行家はお金を、そして社会をコントロールする力を持ち続けるでしょう。

ジョシア・スタンプ卿(イングランド銀行総裁、当時イギリスで2番目の財産家)・・・近代の銀行システムは何もないところからお金を創造します。 その過程は、おそらくかつて発明されたものの中で最もビックリ仰天するような巧妙なものです。 銀行は不正の中で妊娠し、罪の中で生まれました。 銀行は地球を所有しています。 彼らからそれを取り上げよう。 彼らからお金を創造することをやめさせよう。 しかし、彼らはペンをちょっと走らせるだけでまたそれを取り戻す充分なお金を作るでしょう。 この強力な力を彼からもぎ取ろう。 そうすれば鉱山のような大きな財産は消えるでしょう。 彼らは消え去るべきなのです。 そうすればより良い、より幸せな世界になります。 しかし、もしあなたがこのまま銀行に対し支払いを続け、奴隷のままでいるなら、銀行家たちはお金を創造し続け、クレジットを支配し続けます。

ベンジャミン・フランクリン・・・植民地の無力な人たちが、ジョージ三世の手から永久に自分たちのお金の発行権を獲得しようとして、国際銀行家たちとの間で起こったのが、独立戦争の主な理由だったのです。

今日、ほとんどの人が気づいていないことがあります。 1776年の革命以来、米国の歴史は、大部分において、欧州の国際銀行家による支配との、自由を得るための闘争であったことを。 この苦闘は結局、1913年に忘れられました。 ウッドロー・ウィルソン大統領が連邦準備制度理事会にサインしたのです。 アメリカのお金の創造の権利が国際銀行カルテルに引き渡されたのです。

ウッドロー・ウィルソン・・・私はもっとも不幸な人間です。 私はうっかりして、私の国を滅亡させてしまいました。 大きな産業国家は、その国自身のクレジットシステムによって管理されています。 私たちのクレジットシステムは一点に集結しました。 したがって、国家の成長と私たちのすべての活動は、ほんのわずかの人たちの手の中にあります。 私たちは文明化した世界においての支配された政府、ほとんど完全に管理された最悪の統治の国に陥ったのです。 もはや自由な意見による政府、信念による政府、大多数の投票による政府はありません。 小さなグループの支配者によって拘束される政府と化しました。

このシステムの力は深く浸透してしまっていて、この件に関して、教育やマスコミは沈黙しています。

今や、先進国の高等な教育を受けた人や、銀行の第一線で働く従業員でさえも、お金がどのようにして創られるかを、正確に理解しないまま過ごし、この問題について考えたこともないのです。

ジョン・アダムズ(アメリカ憲法の父)・・・アメリカで起こる紛糾、貧苦、混乱のすべては、憲法や連邦の欠陥ではなく、美徳や名誉を欲することから来るものでもなく、紛れもなく、お金、クレジット、流通手形の本質を知らないことが原因なのです。

現代の借金によるマネーシステムは、300年ほど前に生まれました。 イングランド銀行が王室から特許状を与えられ、2:1の穏やかな比率で、金の受領書を発行した時です。 このささやかな割合が悪夢の始まりだったのです。 そのシステムは今、暴走し、世界中に及んで、無限のお金を無から創造し、地球の誰もが永遠に決して払うことのできない膨張する借金で鎖につながれています。

これは偶然に起こったものでしょうか? あるいは陰謀? 明らかでしょう。

私たちはとてつもなく大きな危険にさらされています!

ジェームズ・A・ガーフィールド(元アメリカ副大統領)・・・私たちの国において、お金をコントロールする者が、産業や商業の頭となっています。 あなたが、システムの頂点にいるほんのわずかな力ある人間によって、とても簡単に管理されていることに気づく時、如何にしてインフレや不況が起こされてきたかを知るでしょう。

アブラハム・リンカーン(暗○された元アメリカ大統領)・・・政府は、消費者の購買力と政府の消費力を満足させるために必要とされるすべての通貨やクレジットを創造、発行、そして流通させるべきであります。 これらの法則の採用によって、納税者は膨大な金利の支払いから救われるでしょう。 通貨の創造・発行の特権は、唯一政府の至高の特典であるだけではなく、政府による最も偉大な有意義な機会なのです。

ウイリアム・リオン・マッケンジー・キング(元カナダ首相、カナダ銀行を国営化した)通貨やクレジットの管理が政府に変換され、そしてそれがもっとも際立った神聖な責任として認められるまで、議会主義と民主主義について話すことは、無効で無益なものである。 一旦、国がクレジットの管理を手放したなら、国の法律を誰が作るとかは問題ではない。 一度、高利貸しの手に入ってしまったら、どんな国でも破壊されてしまうだろう。

デヴィッド・ロックフェラー(1991年三極委員会の演説にて)・・・ほぼ40年にわたって、ワシントンポスト、ニューヨークタイムズ、タイムマガジン、そしてその他偉大なる出版社の取締役が我々のミーティングに参加してくれ、公表しないで静かにしてくれていたことに感謝している。 それらの年月の間、もし我々が世間の注目の明るい光の中に出ていたなら、我々の計画を発展させることは不可能だったろう。 しかし世界は今さらに洗練されて、世界政府に向けて行進する準備は整っている。 その超国家的なエリートと国際銀行家の支配力は、確かに過去の世紀の国家が自分の決めていたやり方より望ましいものだ。

マーシャル・マクルハン・メディア導師・・・唯一、小さな秘密は保護される必要がある。 とても大きな秘密は、大衆の疑い深さによって、公開されず保たれるものだ。

 

 

日本経済がゲームチェンジするために、とても大切な要素を凝縮しました。 少しだけ煽りあり。

この問題に、なぜ、誰も立ち向かえないのか。 最後の「見えない力」についても、4項目を考察し、少し言及してみました。

日本のことがすっぽり抜けているので、今度は日本経済史をやらなきゃですね。

#経済 #仕組み #お金

今回参考にした日本語字幕版↓