教科書に載せたい話題

歴史修正主義って何? 世界を読み解く3つの事例

教科書 = 正しい歴史?

今回は、「歴史修正主義」ということについて学んでいきます。

・・・聞いたことない言葉だねぇ。

・・・そうかもねぇ。本来の意味は、「歴史的な定説や通説を再検討して、新たな解釈をしめすこと」なんだけど、おもに戦後の歴史観の話で、「お前、この歴史修正主義者が。自分の都合のいいように変えようとしてんじゃねーよ、前のままで合ってるんだよ」みたいに、けっこう悪い意味でのレッテル貼りに使われてきた言葉なんだけど、「真実に近づくのなら、歴史修正すべきところはしなくちゃね」という前向きな意味も、本来は含む言葉なのです。

世界の仕組みを知るために、「歴史」は大きな手がかりです。しかし、「歴史は勝者の記録」という言葉があるように、利害関係者に都合のいいように書き換えられていることがあるのです。

歴史修正主義、つまり歴史の見直しです。特に日本では、第二次世界大戦がなぜ起こったかということについて、色んな説が出ております。

これは、ひとまとめにして歴史修正主義と言われているのですが、今までの、「正統派歴史」というのは、いわばわれわれが学校の教科書で習った歴史観です。いままで我々が習った歴史観というのは、日米戦争について見れば、日本が悪かった、ということですよね。あるいは、支那事変については、日本がどんな侵略をしたんだと、こういう歴史観ですね。満州事変は日本の侵略の始まりだ、と、こういう歴史観ですね。これが、正統派歴史観と言われるものです。

最近では、非常に多くの人が、そういう正統派歴史観には誤りがあるということを主張されるようになりました。これは、世界の構造が変わってきたのだと思います。

利害関係のある何者かに作られた歴史はもちろん見破らなくてはいけませんし、また、別の利害関係者の安易な「歴史修正」に乗せられてしまえば、逆に真実から遠ざかってしまうことにもなるのです。今回は、かおもじ先生に来ていただいて、3つの事例とともに、歴史修正主義について学んでいきましょう。

・・・はいよろしく。

あっ、はい、よろしく。

事例その① コミンテルン謀略説

最近よく言われておりますのは、第二次世界大戦、あるいは日米戦争も含めて、それら事実上全て、コミンテルン(国際共産主義運動の指導組織)の陰謀だ、という説です。コミンテルンの謀略説というのは、最近、広く言われるようになり、書籍もたくさん出ています。全ての元凶はスターリンである、という歴史観です。しかし、これは、50%も正しいとは言えないのです。これは非常に甘い点数です。0点、と言ったら悪いですが。それはなぜかというと、スターリン、コミンテルン謀略説というのは、本当の謀略を計った人、つまり、スターリン、コミンテルンの背後にいた人を隠すことになるのです。そういう意味では、本当の歴史を知ろうとする上では、障害になる可能性があります。本を書いた人の意欲は大いに買うのですが、ここで止まっては、また違ったフェイクヒストリー、ゆがんだ歴史になってしまう危険があるのです。なぜかというと、全てが、スターリンが悪かった、コミンテルンが悪かった、で終わってしまうからなのです。そうすると、第二次世界大戦は、誰が、どういう意図で引き起こしたのかということが、わからなくなってしまうのです。そういう意味では、コミンテルン陰謀説で終わらせてしまうのは、半分と言いましたが、10%ぐらいしか評価できない、と、ちょっと厳しい見方ですが、言わざるを得ないと思います。

・・・本当の黒幕は、ベノナ文書などで少しづつ明らかになってきていますが、ようは国際金融資本家なんですね。

コミンテルンとかスターリンという説は、本当の黒幕を隠す煙幕なのです。思いたくはないですけど、わざとコミンテルン謀略説を書いたとしたら、工作員ということになりますから。だからこそ、ここで止まってしまうということは、むしろ害があるということを強調したいんです。ではコミンテルンやスターリンの背後に、誰がいたのか。そうした人達が本当に、ロシア革命以降の世界を、動かしていたんですねー。それにライトを当てないと、歴史を修正したことにならないんです。今日は、ここを強調したいと思います。

・・・共産主義が悪、っていう単純な話じゃなくて、それ自体が作られた対立構造なんだってことなんだね。

事例② ルーズベルト大馬鹿説

もうひとつはですねー、ルーズベルトやチャーチル、これが第二次世界大戦の表に出た人物というふうになってますが、その人たちが「大馬鹿だった」という説ですね。その人たちが大馬鹿だったから、歴史家たちはこれを隠さなければならないんだ、という説なのです。しかしそれが正しいとすれば、なんでそんな馬鹿な指導者をそのままにしておいたのか?ということですねー。ルーズベルトは4選までしてそのまま亡くなりましたから、アメリカの大統領がですよ?12年間も馬鹿な大統領が、どうして周りが黙っていたのかなぁ?という疑問は、常識的に生じてきますねー。この、ルーズベルト大馬鹿説ってのは、そういう意味では、全然正当性が得られない歴史観です、残念ながら。これが2つ目です。・・・もう皆さんお気づきかと思われますけど、ルーズベルトやチャーチルが実際、調べてみると、バカな政策を取ってるんですねー。しかし、問題は、誰が、二人の背後にいたかということなんです。これがわからないと、単にアメリカとイギリスの指導者が馬鹿だったんだという、本来起こりえないことが、歴史としてまかり通ってしまうという、危険があるわけですねー。そうではないわけです。ルーズベルトやチャーチルも、操られていたんですねー。そういうことを我々は理解しなければならない。ですからそういう意味では、最初に言った、コミンテルン、スターリン陰謀説と、同じなのです。両方とも、本当の黒幕、世界を動かしてきた人達を隠すための歴史観になってしまうんですねー。

事例③ 第二次世界大戦 英 vs 米 説

3番目のパターンとしてありますのは、第二次世界大戦というのは、アメリカがイギリスの世界覇権を奪うための戦争だったという、そんな説があるんですねー。これは、申し訳ないんですが全く間違っているんですねー。でも、立派な大学教授たちが、こんな説を唱えておられるんですね。ですから、これは、間違いであることは皆さんすぐお分かりになるとは思うんですけれども、国際政治、国際社会というのは、必ずしも国家単位で動いていないということなんですねー。これを、どうしても、伝統的な学者ってのは、国家単位でしか考えられないんですねー。ですから、先ほど言ったような、「第二次世界大戦というのは、アメリカがイギリスの世界覇権を奪うための戦争だった」というような、頓珍漢な結論になるわけですねー。

こういう理論に頼ると、今世界で起こっていることが全く分からないわけです。

・・・いや、サラっと言ってるけど、じゃあ、金儲けのために戦争を煽っていて、ってことは、そのために民主主義はコントロールされて、そのために経済バブルを、、、

うをっほん。これから、わたくしなりの、修正歴史観というものを、おいおい述べていきたいと考えておりますけれども、明らかな間違いである3番目ですね、アメリカがイギリスから覇権を奪ったのが第二次世界大戦というのが、それを目的にルーズベルトがやったというのが、100%間違っている例を簡単にだけ申し上げますが、例えば、アメリカのFRBですね、中央銀行。FRBができたのは、1913年のウィルソン大統領の時ですけども、FRBが何かというのはわたくし何度も申し上げてきましたが、民間銀行、つまりドルを発行する権限を持っている唯一のアメリカの銀行なんですねー。それを中央銀行と言っているんですけども、しかし民間銀行と言っておいて、株主が誰か、公表されていない。しかし色んなところで色んな人が色んなことを調べて、私も本などを読んで、わかったことは、なんのことはない、ほとんどは、イギリスのシティなんですねー。つまりイギリスのシティっていう、国際銀行家っていうか、金融資本家ってのが、アメリカの金融を握ったのが、アメリカの、FRBの、創設だったんですねぇ。これが、1913年、起こったことです。つまり、1913年以来、アメリカの金融を握っているのは、イギリスなんです。それは、第二次世界大戦を終えても、変わっていない。このことが、アメリカがイギリスから覇権を奪ったという、その説が、間違っていることを、如実に証明するものの、ひとつですよね。

もうひとつ、わかりやすい例を挙げますと、朝鮮戦争ですね。朝鮮戦争がなんだかともうしますと、国連軍が、北朝鮮と中共の義勇軍と戦ったんですが、でも国連軍と言っても、実際は、アメリカ軍だったんですねー。ところが、その国連軍の重要な戦略の決定はですね、例えば、満州との国境にある鴨緑江の橋を爆撃するというような、重要な戦略を決定する場合にはですね、これは、ちゃんと公表されているんですね、アメリカは、ワシントンの政府は、その時の大統領はトルーマンですが。イギリスと相談しなければならなかった。そういうことがちゃんと記録に残っているんですね。そしたら、その、アメリカがイギリスから覇権を奪ったという説に従いますとね、こんなことは、起こりえないんですねー。アメリカは好き放題できなかったんです。こういうことは少し勉強すればわかることなんですよ皆さん。高名な教授のかたは、何を勉強されたのかよくわからん(笑)

世界の覇権は、イギリスから移転してないんです。ずーっとイギリスが握っているんですよ、未だに。

ニクソン大統領がなぜ失脚したのかということを丹念に調べますと、わかってくることなんですがね、ニクソン大統領が、ウォーターゲート事件で、大統領を辞任せざるを得なくなったのですが、ウォーターゲート事件を仕掛けたのは、ワシントンポストなんですねー。ウォーターゲート事件ていうのが何かって言うと、FBIの副長官ですよ、マークフェルトっていうね。FBIの副長官がワシントンンポストに、つまり機密情報を漏洩したっていいますかねぇ、ええ。提供してたわけですねぇ。それが、ウォーターゲート事件なんですねー。つまりグルなんです。わかりますか?FBIも、ワシントンポストも、グルなんですよ。こういうことを我々は知らされてこなかったわけですねー。FBIはアメリカの中立的な捜査機関、連邦捜査局っていう名前ですから。ワシントンポストはアメリカの権力の横暴を抑えるメディア、なあんて教えられてきたわけですねー。ええ。これが、正統派史観というものですよー。ええ。ついでにその正統派史観を書いてる人は、ワシントンポストを牛耳ってる同じ勢力ですからねー。ええ、またそれは、FBIの背後にいる勢力ですからねー。

ニクソンが、なぜ大統領を辞めざるを得なかったかという思いを書いた著書によると、世界で交流のあった指導者について、こう言っています。「アメリカの外交官よりも、イギリスの外交官のほうが優秀である」と、書いてあるんですねー。アメリカの外交官は気の毒ですなー。それはニクソンの感覚だったのかもしれないけど、アメリカ大統領が重要な決定をする場合には、ヨーロッパ首脳の意見を聞かなければいけないといったですね、それは単に事後報告ではだめなんだ、事前に、ヨーロッパ首脳の意見を聞いて、決定しなければならない。アメリカ大統領といえども、万能ではないんだという趣旨を言ってるんですね。

なぜこのふたつを並べてニクソンが書いてるかってことなんですね。この意味を見抜くってのが、皆さんの、世界を見る目を養うことになるんですねー。みんな、後半に行っちゃうんです。後半だけを見て、アメリカの大統領も、ヨーロッパの首脳とは仲良くしなきゃいかんということを言ってんだなぁーと、思うんですが、違うんです。ニクソンは、ヨーロッパの首脳と言ってますけど、それは、イギリスの首脳のことなんです。それはわかりますね。前半でイギリスの外交官は優秀うだと言ってるんです。このふたつは、密接に連動してるんです。ニクソンは、直接には言えないんです。私を引きずり降ろしたのは(もっと言ったら)イギリスのシティだとは言えないんです。だから、イギリスの外交官のことを、わざわざ持ってきたんです。こういうのは、人間観が深まればわかるんですよ。ニクソンの無念が、よくわかりましたね。ニクソンは、イギリスのシティが気に喰わないことを何かやったんです。私はこれが近いと思うんだけども、「税務調査」を始めたんですね。彼らはうまく税を逃れていますからね。

そんな、暴走っていうか、引きずり降ろされたり、暗殺されそうになったりしたのは、全てイギリスが絡んでるんですよ。イギリスのロンドンシティの意に沿わないことをやった大統領は、殺されてきたんですよ皆さん。それは、今も変わりありませんねぇ。さっきから言っている、誤りというのは、結局、ケネディは、イギリスに暗殺されたんですねぇ。レーガンも、イギリスに、暗殺未遂だったですけどねぇ。別にその、打った人がイギリス人ということじゃないんですよ。背後にいたのが、イギリスのシティだということです。要するに、金融資本家だということですね。このことは、正当な歴史にはなっておりませんが、今多くの方が、それを暴露しているという、そういう状況にありますね。私は、この問題は、多くの人が情報を共有すれば、彼らも今後は自由にうごけなくなるということです。ここが重要なんですね。えぇ。彼らが悪魔だとは言いませんが、よくありますね、キリスト教の教えに。悪魔っていうのは、見破られたら、もうそこで、ダメなんです。われわれは知らないうちに、悪魔と知らずに、悪魔の誘惑に負けてるんですが、悪魔だと見破れば、その活動ができなくなる。銀行が、金融資本家がみんな悪いと言っているわけではありません。が、彼らが気に喰わない、アメリカの大統領を暗殺してきたってことは、我々、知る必要があるってことですね。それを知れば、周りめぐって、トランプが安全になるわけです。安泰になるっわけです。というのは、今、トランプさんも、そういう危険が、あるわけですね。ですからそれは、世界の人々がそれに気づいて、トランプさんが暗殺されるような、そういう不慮の事故があれば、それはまた、従来の、アメリカの暗い歴史だということを、みんな、今知ってれば、そういうことを言う人がいれば、トランプさんの命は安全になる、という趣旨で申し上げたわけですね。我々がそれを「知る」ということです。攻撃しろということではありません。知ってれば、日本を、世界を、防衛する、ひとつの、大きな大きなエネルギーになると、言うことを、申し上げたかったわけです。

・・・わかったかな?

・・・なんとなーく。ようは、歴史を作ってる人が、歴史をいちばん知ってるから、また次も操れるってわけね。悪趣味だな、反吐が出るわ。人間はゲームキャラじゃないんだよ??

・・・口が悪いね。でもここで怒ったり絶望したり、憎みあったりしていたら、思う壺だよね。ゲームキャラか、支配ってそんな感覚なのかもしれないね。今はGoogle様のインターネットがあるから、思い通りにはならないよ。情報共有して頑張ろうね。

・・・しっかり支配されてるよね。